ナオキ
生涯全力スキーヤー
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皆さんこんにちは!
生涯全力スキーヤーのナオキです!
今回の内容は、前回の続編です!
まだ前回の記事を見ていない方は、こちらからどうぞ!
前回は谷回りでのターンの支点についてお話ししましたが…
今回は
【ターン後半の山回りでの支点】
についてお話ししていきたいと思います!
初めに結論を言ってしまうと、
谷回りと山回りでは、ターンの支点の理想的な高さが位置が異なります。
つまり、ターン中で局面に応じて支点の高さを変えていくのです。
つまり、このターンの支点をコントロールすることができれば、板の性能を充分に発揮することができるでしょう!
逆にこれができないせいで、
こんな悩みを抱えてしまうスキーヤーは多く、
プライズ検定の”あと1点”を伸ばすことができない人も多いのでは?
と思います。
そこで!
前回で作った谷回りの高い支点をどう変化させていくのか?
ということを詳しくお話ししていきたいと思います!
では、今回も後輩M君からもらった相談用ビデオを見ながら解説していきます!
いかがでしょうか?
谷回りでも、もう一歩重心を谷側へ落とした方がいいかと思いますが、今回は山回りにフォーカスしていきます。
前提として、
プライズ検定合格には「板を走らせるターン」をすることが必須です
そのために、彼の滑りに必要な技術は2つ!
②適切な曲げ荷重についてですが、
この「適切な」っていうのがミソですね~(笑)
おそらくこの説明は、
これまでに級別テストで実践してきた基礎的な曲げていく荷重とは全く違う意識になると思います。
この「適切な曲げ荷重」については、
次回に詳しくお話しします!
ヒントは「曲げる」ではないんです!
多分、よく意味が分からないですよね(笑)
せっかくなので次回の更新までに少し考えてみて下さい! お楽しみに!(^ ^)
と、いうことで、
今回は『①局面に応じた支点のコントロール』を解説していきたいと思います!
まずは前回にも解説しましたが、
ターンの支点についておさらいしておきます!
スキーでターンをする際に身体のどの位置から雪面に重さをかけるかということです。
ということで、
今回は谷回りで作った高い支点をどう変化させるのか?
という解説をしていきたいと思います!
答えは...
山回りでは支点を低い位置へ移動させていくのです。
重力の関係で谷回りよりも山回りの方が、落下方向に対して反発する向きから雪面から強い反発力が返ってきます。
これが「雪面からの圧」です。
この雪面からの圧をいかに上手く利用してスキーを走らせるかが今回のポイントですね!
なので、ターンの支点が高い位置=重心が板から遠い位置のままだと、圧に耐えることができないのです。
詳しくは前から見た画像と、
横から見た画像で説明していきます。
(横から見た画像は、持ってなかったので僕が好きな青木哲也デモの画像を拝借しています。もちろんご本人より快く承諾いただいております)
正面から見たターン後半
横から見たターン後半
いずれもターン後半の山回りの画像ですが、 支点が低くなっていることがお分かりでしょうか?
参考として、前回の谷回りの画像がコチラ
谷回りでのターンの支点は胸~肩のあたりでしたね!
では、これが山回りでどう変化しているでしょうか?
先ほどの山回りの画像で図解してみます。
谷回りでの支点が肩~胸あたりの高い位置だったのに対し、
山回りではターンの支点が股関節のあたりに支点が移動している
ことが分かるでしょうか?
支点を低い位置へ移動させる理由は、
軸を弓なりに作ることで、高く・長くとるよりも強い圧を受け止めることができるようになるからです。
この図解ですが、
勘の良い方であれば既にお気づきかと思いますが...
を表現しています。
山回りでは、雪面からの反発が強くなってくるので、その圧に耐える体勢をとらないといけないですね。
軸を柔軟にして、弓なりにたわませられるように、ターン後半の山回りでは支点を低い位置におくこと!
ここで一つ注意点!
膝から荷重しないように!
山回りでは支点を低い位置におくことを説明してきましたが、その意識が強すぎるあまり、
膝から重さを乗せてしまわないように注意してください。
脚は曲がっていますが、
あくまで股関節からの意識です。
これは最初に解説した「曲げ荷重」に関係しています。
股関節(腰あたり)から荷重していくことで、膝は自ら曲げるわけではなく、圧によって自然に曲がるのです。
支点を股関節にして荷重していくと、実は自然と脚部の動きも決まってくるのですが…
ここについては、
詳しくは次回の「曲げ荷重」で!(^^)
ということで今回のテーマは、
ターンの局面に応じて支点の高さをコントロールすることでした!
まずはこれまでに解説してきた、
ターンの支点について簡潔にまとめておきました。
この上下を極端に切り替えるのではなく、滑りの中で徐々に高い位置から低い位置へと動かしていくことを心がけましょう!
ところで後輩M君のことを忘れていたので、
そろそろ滑りのコメントでも一応やっておきましょうか。
(でないと怒られるので笑)
もちろん、今回のお題の支点に絡めてコメントをしていこうと思います。
まずM君の滑りが、支点のコントロールが全然できてない!っていうわけではないんですよね。
ただ非常に惜しいというか、
勿体無いなと思うんです。
何が言いたいかというと...
支点の移動量が少ない!
ということです。
山回りも谷回りも両方とも、
もっと大げさに動いてくれてもいいのにな…と思います。
悪くはないんですけど、
メリハリがあれば尚良しって感じですね!
特に谷回りでは支点がまだ高く、
少し雪面から遠い位置より荷重しているように見えます。
圧を受け止めて板の走りにつなげられていないのかなと感じました。
支点を上下させる幅を広げることで、
『滑りの表現力』が広がります!
前回のシルエットの話もそうですし
今回の山回りで滑走性を生むことも
全ては『滑りの表現力の向上』のためです!
言うまでもなく、
レベルの高い滑走演技には高い表現力が不可欠なので、必ずこの支点のコントロールは習得しましょう^^
そしてついでにもう一つ、
M君には「タメ」の意識を持ってもらえたら良いのかなと思いました!
ターンマックス~ターン後半には、雪面からの反発で徐々に強くなっていく圧を受け止め続けます。決して途中で解放せず、圧を溜め続けるのです。
これを読んで字の如く、スキー用語で「タメ」と言います。このタメをしっかり作っておくことで、板のたわみを生み、そのたわみの解放で更なる走りを生んでいきます。
さて、今回のまとめです!
今回は、山回りでの支点について、解説してきました。
少し理屈っぽかったかもしれませんが
楽しんでいただけたら嬉しいです!
僕の考えでは、 テクニカルに必要な滑走性のあるターンは、
山回りでの支点のコントロールと曲げ荷重ができれば大丈夫です!
なので次回、曲げ荷重について徹底的に解説し、後輩M君の滑りをテクニカルに合格するターンに仕上げたいと思います!
必ず前回と次回もセットで読んで、
あなたもプライズ検定を突破できるターンを習得して下さいね!
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!
また次回お会いしましょう!
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