スキー検定1級の大回りを攻略!見落としがちなポイントと合格のコツを解説

1級の大回りって...
2級の大回りと何が違うの?
同じ大回りだし、斜面が急で長くなるくらいで具体的にどんな違いがあるのかよく分からない。
そう思う人も多いのではないでしょうか?



皆さんこんにちは!
生涯全力スキーヤーのナオキです!
今回は『1級大回り』について解説していきます!
検定は、大事なポイントを見落としてシーズンに入ってしまうと、原因も分からず不合格になってしまい、最悪の場合ではシーズンを棒に振ってしまうこともあります。
なので今回の記事を読んで、
今シーズンに確実に合格ポイントを抑えて練習できるようにしておきましょうね^^
さて、SAJバッジテストの大回りですが、
- 2級「基礎パラレルターン大回り」
- 1級「パラレルターン大回り」
と、1級では”基礎”という言葉が無くなります。
斜度も2級よりも上がり、
よりスピードに乗った滑走性のあるターンが求められてきます!
とはいえ、
「どうしたらそんな滑りができるのか?」
が気になると思います(;^^)
そこで今回は、”1級大回りで合格点が出る滑り”のポイントをお伝えしていきます!
是非最後までご覧ください^^
スキー検定1級大回りのお手本動画を公開!
まず僕が1級のパラレルターン大回りを実演しました!
僕がお手本を滑るときに意識したことは、
スキーにしっかり圧が加えられるようなセンターポジションをキープしながらスピードをつなげたことです。
25~28度くらいの急な斜面ですが、
実際に赤倉観光リゾートスキー場で1級検定に使われるチャンピオンBコースです。
さて、それではこの中でどんな部分に検定員は注目して評価をしているのか、次から詳しく見てみましょう!
スキー検定1級大回りの評価基準
まずスキー検定1級のポイントはコチラ!
状況、条件に対応して滑る能力
1.ターン運動の構成
ポジションとエッジング2.斜面状況への適応度
スピードと回転弧の調整3.運動の質的内容
バランス・リズム・タイミング
とありますが、
これらは分かりにくいのでまとめると、
バーンの状況に対応してコントロールした滑りができているか
と言う観点で評価をしています。
その中でも特に大回りは
最もスピードが求められる種目なので、
ズレが少なくスピードに乗れた滑り
ができているかどうかが合否の分かれ目になります。
では、そのためには
どんな意識で、どんな滑りができればよいのか?
ここから更に掘り下げて見ていきましょう!
スキー検定1級大回りで合格する滑りのポイント
1級の大回りでは、
急斜面でもズレを減らしたスピードに乗った滑りが合格の条件ですが、
どうすれば合格できる滑りができるようになるのか?
ターンの局面に順番に解説していきます!
ターン前半の雪面の捉え


1級合格に絶対必要な
- 綺麗なターン弧
- 安定したターンポジション
そのどちらにも必要なのが、
「ターン前半の雪面の捉え」です!
急斜面の中でターン前半で正確に雪面を捉えることは、斜面への恐怖もある中では非常に難しいことです。
しかし、1級に合格するための滑走性の高いターンをするためには、雪面の捉えが無ければ不可能です。
なので、検定を受ける前に何としてもターン前半の重心移動の感覚はつかんでおく必要がありますね。
まず雪面の捉えで意識しなければならないことは
ターン前半での腰の向きです!
ターン前半で板の進む向きより腰がターン内側を向いてしまうと、雪面を正確に捉えることができなくなってしまいます。
ターンへ入るときには、
必ず『腰を外向させること』が捉えのポイントです。


ターン前半を作っていくためには、
正しい外向の姿勢をとってターンへ入ることが重要です。
スキーを縦に滑らせる


先ほどのターン前半で雪面を捉えて受け止めた抵抗を、ターンが進んでいくにつれて徐々に強めていき、スキーの走りにつなげていきます。
こうして雪面から受ける力を強めるために、
スキーを縦方向に滑らせることが重要になります。


ですがここでもターン前半と同じく、
スキーの向く方向よりも先に上体が内側を向いてしまっては抵抗を上手く受け止めて、スキーの走りを引き出すことができません。
スキーが曲がってくるまで身体をフォールラインへ向けて縦方向へ落していくように我慢して待ちましょう!



この”待つ”ができていないと、
スキーの性能を活かすことができないので、落ちていくのは怖いですが勇気を持ってスキーが曲がってくるのを待ちましょう!
回旋操作を抑えてズレを減らす
1級の大回りでは、横ズレによるコントロールだけでなく、角付けを強めたカービングのターンが必要になります。
これはスピードに乗った滑りには欠かせない要素です。



ここが2級と1級の最も大きな違いでもあります!
そのために適度な外向傾の姿勢を保ち、
雪面からの圧を感じながらエッジを雪面にグリップさせていきます。
カービングターンのような角付けの強い滑りでは、
外足の回旋動作を抑えたズレの少ないターンを習得しましょう!
そもそも”回旋”という単語に聞き覚えが無いかと思われますが、回旋操作には「内旋」と「外旋」と呼ばれる2つの動きがあります。
- 内旋:身体の内側に捻り込むこと
- 外旋:身体の外側に捻り込むこと


この動きは、局面によっては非常に効果のあるものですが、ターン前半では外足の回旋操作を抑えることでズレの少ないターンが実現できます。
ここでも”待ち”になりますが、
どうしても早くターンに入ろうと焦るために、自ら外足を捻り込んでターンを始めようとする人が非常に多いのです。
スキー検定1級大回り まとめ
それでは今回のまとめです!
- ターン前半の雪面の捉え
- スキーを縦に滑らせる
- 回旋操作を抑えてズレを減らす
いかがでしたでしょうか?
僕のお手本動画を見ていただいた通り、
1級の大回りは2級と比べてもスピードも上がり、大げさな上下動のような補助動作も少なくなります。
その分、急な斜面でも安定してターンがコントロールできるポジションは全ての基本になります。
こうしたポジションの確認は、
同じ1級種目(だった)の横滑りでもできます!
大回りのようなハイスピード種目は基本をしっかり定着させて取り組んでいきましょう!
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感想や質問があればご自由にどうぞ!