
生涯全力スキーヤーのナオキです!
前回より3回にわたって、
お客様のアドバイスをさせていただいております!
- 大回り
- 小回り
- 不整地小回り
この順でいきますので、
第二回目の今回は、小回りのアドバイスになります!
当ビデオアドバイスはコチラ▼からいつでも受け付けておりますので、
興味がある方はご連絡下さい!^^
前回の大回りの記事はコチラ▼
【スキー大回りアドバイス】切り替えの重心移動方向と足首の緊張を保つ方法
今回の小回りのビデオを拝見した感想としては、
スキー板はしっかり動かせているし、
スピードもある滑りです。
しかし、
実はこの滑り…
『ブレーキをかけながら滑っているのです!』
スピードもあると言いながら、
ブレーキをかけている?
何が言いたいのかというと…
今のままでは、
スピードを殺すターンになってしまっているのです!
今回の記事を見ていただくと、
もっと板は走るし、
もっと安定感も増していく滑りになります!
せっかくなので、
二本のビデオそれぞれに簡潔に
アドバイスをしていきますので、
よりハイレベルな小回りを身につけて下さいね!
それでは、
実際にビデオを見てみましょう!
トップの動きがある小回りを!
まずは1本目の小回りです!
まず気になった点ですが、
ターン後半に圧が集中している点です。
その圧に耐えられる筋力を持ち、
上体が置いていかれないだけの重心移動はできているのですが、より急斜面でハイスピードになると雪面からの反発が強くなり、ミスが起きやすくなるリスクの高い滑りになってしまっています。
ここは、
スキーのトップの動き
に注目してみましょう!
下から見ると、
スキーのトップがあまり動いていないことが分かると思います。逆に、テールはトップに対して比較的大きく横に動いています。
いわゆる、
「ワイパーターン」をしています!
ワイパーターンは減速要素の強いターンで、
テールを横に振り出して方向転換をします。
僕はこれを「ブレーキングターン」とも呼んでいます。
急な方向転換になるので、
やはりターン後半に圧が非常に強くなり、
結果的に落下に強いブレーキがかかってしまいます。
改善策としては、
ターン1つ1つにメリハリを作り、
しっかりと1ターンを完結させることです!
ワイパーターンをしている人に
非常によく見られることがあります。
それは、
「ターンが終わる前に次のターンへ入ってしまっている」
ということです。
これはおそらく、

という焦りからではないでしょうか。
ここで大事なことは、
ターンにメリハリを付けることです!
そして、トップも大きく動く小回りを目指しましょう!
…実は、
これだけではまだ足りないことがあります。
続きは2本目のビデオの解説でお話ししましょう!
スキーの角ではなく、面全体を利用したエッジングを!
それでは2本目の小回りを見てみましょう!
1本目の解説を読んだ後、
見てもらうとお気付きかもしれませんが、
ターンのメリハリもあり、
1本目よりも非常に良い小回りだと思いました!
この滑りについて、
中回りでも良いから逆ひねりを意識して
と言われてカービングに近い滑りを意識です。
とのことでしたが、
個人的には普段よりこちらの意識で
小回りをされた方が良さそうに感じました!
ここで僕がお伝えしたい
小回りでのもう1つの課題は、
『エッジング』です!
突然ですが、
この2つの違いがイメージできますか?
- 自ら角を立てたエッジング
- 結果的に角が立ったエッジング
という2つのエッジングです。
エッジが立つという現象に変わりないですが、
「自ら」なのか「結果的に」なのかで非常に大きな違いがあります!
もう少し詳しく説明すると、
①は角に乗ったエッジングをしており、
②は面に乗ったエッジングになります。
ここで目指していただくのは、
②の面に乗ったエッジングです!
なぜかと言うと、
面に乗ったエッジングができると、
スピードに合った自然な角付けができ、
徐々に角が立ってきて雪面抵抗が強くなる感覚が掴みやすいので、スピード感のあるターンに不可欠なエッジングの強弱も出すことができます。
①の角に乗ったエッジングでは、
雪面抵抗を掴みにくいので、
スピードに対して角が強く立ち過ぎてしまいます。
角が強く立ち過ぎると、
一気に反発が押し寄せてきます。
また、雪面に叩かれて板がバタついたり、
少しの凸凹でもハジかれてバランスを崩してしまいます。
対応力を上げるためにも、
面に乗ったエッジングを身に付けたいですね!
小回りアドバイス まとめ
それでは、今回のまとめです!
- トップを動かす小回りをするために、
ターンのメリハリをつけること! - 面に乗ったエッジングを身に付ける!
2つの小回りのビデオから、
それぞれ要点を1つずつ絞って
2つの要点から小回りの上達方法を解説をしました!
この記事の最初に、
「スピードを殺すターンをしてしまっている」
と書きましたが、この2つの要素を同時に取り入れることができれば、
「止めるエッジング」ではなく、
「滑らせるエッジング」が可能になります!
とは言っても、
言葉で言うほど簡単ではなく、細かな感覚は個人差もあるので、
タイミングや強弱などを試行錯誤し、
ご自分に合う感覚を掴んでいただければと思います!
それでは、
次回は最終回の不整地です!
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!
ナオキ

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