ここでは、トップを落として縦のライン取りを意識した滑りに挑戦していきます。
この技術は、1級を超えてプライズ検定を目指すレベルになってくると必要になってくるものです。
バンクラインの滑りに慣れたら、次はより縦のラインを意識しながら、スピードを維持しつつ安定した滑りを目指します。
このステップのポイントは
「トップの落とし方」と「タイミング」です!
正しい動作を身につけることで、無駄な動きなく、スムーズに次のコブへとつなげることができます。
トップを落とすための正しい動作

トップを落とす際、ただ前傾するだけではトップは落ちていきません。
- かがむのではなく、踵をお尻に近づけるように持ち上げる
- 背筋を伸ばした状態をキープする
- この動きによりスキーのトップが自然に下を向き、落ちてくる
この動作ができることで、
無理なく縦のラインを維持しながら、次のコブへスムーズに入ることができます。
外向を強く保つことが重要

縦のライン取りをすると、
スピードが上がるため、身体がスキーと一緒に回ってしまうリスクがあります。
これを防ぐために、逆捻りを強くして常に外向を意識する必要があります。
- スキーが回りすぎないように、常に身体を谷方向へ向ける
- 切り替え時に外向を強く保ち、スキーだけが次の方向へ向くようにする
- スピードが上がるほど、外向をしっかりキープしないとコントロールが難しくなる
トップを落とすタイミングが鍵
トップを落とすタイミングは、コブを超えて次の溝へ向かう瞬間です。
このタイミングが非常に難しく、
少しでも早すぎると伸び上がる動きになってしまいスムーズに次のコブへ入れなくなることがあります。
- 切り替えた後、すぐにトップが先に出るように意識する
- 次のコブへ入るまで、低い姿勢をキープして我慢する
- 焦らず、トップが落ちていく感覚を掴むことが大切
このタイミングを正しく掴むことで、
よりスムーズでスピードのある滑りが可能になります。
トップを落とす滑りのチェックポイント
こちらがまずはやってはいけない動作のチェックポイントです!
- 前にかがんでトップを落とそうとする
→実際にはトップは落ちない - 逆捻りが足りず、スキーと一緒に身体が回ってしまう
→スキーのコントロールが乱れる - 切り替えのタイミングが早すぎて、伸び上がってしまう
→スムーズな滑りができない
正しくできているかチェックするポイントはコチラです!
- 踵をお尻に近づけることで、自然にトップが下を向いているか
- 切り替え時にしっかり外向をキープできているか
- トップを落とすタイミングが適切か(早すぎて伸び上がっていないか)
まとめ
- トップを落とすには、前傾するのではなく、踵をお尻に近づけるように持ち上げることが重要
- スキーと一緒に身体が回らないよう、逆捻りを強くし、常に外向を意識する
- トップを落とすタイミングは、コブを超えて次の溝へ向かう瞬間。早すぎると伸び上がってしまうため注意
- 低い姿勢をキープしながら、トップが自然に落ちていく感覚を掴む
このステップをマスターすると、コブの中でよりスピーディーでダイナミックな縦のラインが取れるようになります。
これにより、プライズ検定を目指すレベルの滑りへとステップアップできます!
以上でナオキの全力コブ講座は修了です!
ポイントをまとめると7つのステップになりましたが、一つ一つがかなり濃厚なのでしっかり読み返して実践してみて下さいね!
それでは最後まで見ていただきありがとうございました!