皆さんこんにちは!
生涯全力スキーヤーのナオキです!
それでは早速、2級の短期集中講座
第4回を始めていきます!
前回はズレの使い方を通じて
スピードコントロールの方法を解説してきました!
ズレを使ってコントロールする方法は、
ターン後半にスキーの中心から圧をかけ
雪を削りながらコントロールをすること!
でしたね!
では今回はいよいよターンの技術について
解説に入っていこうと思います!
全てのレベルに必要なターンの基礎
今回は2級合格へ向けた
全てのターンの基礎について解説しますが…
今回の内容は2級合格のための基礎ではなく全てのレベルの土台となる超重要な内容です!
今回の基礎が無ければ
いくら各種目のポイントを聞いて
練習をしても、一生合格点が出せない
と言っても全く過言じゃないくらい大事なお話です!
では前回の課題の答え合わせを兼ねて
今回の解説に入っていきましょう!
前回にお伝えした課題はコチラ。
正しい外足荷重をするためには
どのようなことを意識するべきでしょうか?
ということを考えて滑ってみましょう!
ということでしたね!
では行きましょう!
外足荷重のポイント
外足荷重と文字通りで
ターンの外側の足に重さを乗せること
になります。
なのでスキーのターンは
というのが基本中の基本になります。
では単に重さを乗せるために
力を入れて押すだけ良いのか?
というとそうではありません!
私が外足荷重を解説する際には必ずセットで解説することがあります。
それが、重心移動です!
- 外足に重さを乗せるために重心をどのように移動させるのか?
- つまりはどのような動きをしてどこまで重心を動かせば良いのか?
ということをここでは説明します!
まずはどのような動きをするのか?
ということから説明していくのですが…
答えは一言で言うと『外傾』の動きです!
私の発信を見ていただいていると
度々目にするこの外傾ですが今一度解説します!
体をターンの外側へ傾けること
説明してしまうとただこれだけですが
より細かく説明すると、
ターン外側の腰と肩の動かし方がポイントになります!
外足に重さを乗せていくために
単に力を入れるのではなく
外腰と外肩から体重をかけるように
外足へ乗せていきましょう!
そうすることで
全身の重さを外足へかけることができて
安定したターンをすることが可能になります!
そしてもう一つ、
どこまで動けば良いのか?
ということも解説します!
外傾はどこまで動けば良いのか?
動かし方は分かった。
けどやってみると...
動きが小さ過ぎてやってないのと同じ!
と思った方が見ていて本当に多い!!
では具体的にどのくらいまで動いたらいいのか?
答えは非常にシンプルです!
外腰と外肩が外足の真上に来るまで!
この上なくシンプルですが、
ここまで動けている方は本当に少ないです!
ここまで動いて初めて
外足に乗れている!と見なされます。
身体の外腰と外肩を寄せると
重心が必ず動くので、このように外傾を作ることを
外足荷重のための重心移動と表現しています。
実際には滑走中にスピードが上がると
常に外足の真上に重心を置くことは難しいです。
遠心力がかかるので自然と外足が外に出ていくのですが
意識は常に外足の真上に行くように動きます!
なのでトップ選手のシルエットだけを見て足を大きく外へ投げ出してしまっては
単に乗れてないターンとなり
あり得ませんが仮に同じシルエットができたとしても、2級にも合格できないターンと見なされてしまいます…
ということで、
正しい外足荷重のためには
これに尽きます!
ポジションについて
あとはポジションですが、
ポジションは簡単に言うと
スキーのどの位置から力をかけるのか?
と言うことですが…
これはもうみなさんもなんとなくお察しかもですが
ズレの使い方で解説したことと同じ!
そう…
センターポジションです!
できるだけ真ん中に乗るように意識するのはもちろん大切ですが、
外傾の動きを取ることで
実は自然と真ん中に行けるようになる!
というのが私の意見であり、これが真理です!
意識だけで改善をすることは難しいですが
ポジションというのは
実は正しい動きをしていると
自然と修正されていくようになっています!
なので、意識はもちろんしつつ、
まずは正しい動きをすることを最優先に練習していきましょう!
ちなみに、
もしどうしても真ん中に乗れない
という方はこのように意識してみて下さい。
外傾を、外肩と外腰を外足の真上に
と解説しましたが
外足ではアバウトなので、
外足のブーツに真上から垂直に
外肩と外腰から重さがかかるように乗せる
というのを試してみて下さい!
センターポジションに立つとは、
ブーツに垂直に重さがかかっている状態なので
これを意識しながら動くだけで
意外とすぐにポジションも改善されると思います!
ということで今回のレッスンは以上です!
今回は私がスキーで一番大事だと思う
ターンの基礎をこれ以上ないくらい噛み砕いて解説した回になります!
何度も何度も繰り返し確認して下さい!
次回までの課題
では次回への課題です!
次回はターンの基礎を確実に身につけるための練習方法をご紹介します!
なので、
皆さんも一つで良いので
今回に解説したターンの基礎を身に付ける
独自のトレーニングを一つ考えて実践してみて下さい!
滑りに行けない方は考えるだけでオッケーです!
実は自分でトレーニングを考えて試す
というのは、
私がずっと実践していることで
学んだことのアウトプットにはこの上なく効果的です!
独自とは書きましたが、
ありきたりなもので全然オッケーです!
基礎が身に付く方法とは?
を考えることが一番大切です!
是非試してみて下さい!
今回のまとめ
それでは今回のまとめです!
- ターンの基礎は外傾をとりながら正しく外足荷重をすること
- 外傾とは身体をターンの外側へ傾けることで外肩と外腰を外足の方へ寄せていくこと
- 外傾をとる時の重心移動の量は外肩と外腰が外足のブーツの真上に来るまで