こんにちは!
生涯全力スキーヤーのナオキです。
前回はいよいよ実際にコブに入って
“1コブだけ滑って止まる”というステップをご紹介しました。
今回はその次の段階として、
コブの中で安定して滑るために必須の「吸収動作」についての整地での練習方法を解説していきます。
ベンディングについて
コブで吸収を行うためには
脚の使い方が大事なポイントになります。
脚を曲げて吸収する
この動きを「ベンディング」といいます。
「ベンディング」の定義を細かく解説するとこのようになります。
足の関節(膝・足首)を柔らかく使い、衝撃を吸収しながら滑る技術のこと
整地でのターンでは、スキーをたわませるために“伸び上がる”動作(ストレッチング)を使う場面もありますが、
コブではその逆。
むしろ“足をたたむ”ような動きが必要になります。
つまり、上下に動かされる状況に対して「自分から吸収していく」動作が求められるんですね。
整地でのベンディング練習方法
まずは、整地での練習から始めましょう。
- 中斜面で緩めのターンを行います
- ターン後半で、しっかり膝と足首を曲げて、板に近づくような姿勢をとります
- 身体全体で雪面に“合わせにいく”ような意識で、上下動を抑えながら滑ってみる
ポイントは、切り替えで上に抜けないこと
しっかりと股関節を曲げた低い姿勢のまま切り替えて次のターンへ入ること。
ターンの切り替えのときに、“たたむような動き”で重心移動ができるようになると、これがコブの中で“吸収→切り替え”としてそのまま活きてきます。
ベンディング動作を練習する意味
このベンディング動作は、
後々にコブの中で、衝撃を吸収して滑り抜ける際の“ベース”になります。
この動きができているだけで
「弾かれる・跳ね上がる・暴走する」
といったミスがグッと減って
コブの中での安定感が格段に上がるようになります。
まずは整地で、自分の動きとしてしっかり身につけておきましょう。
次回「なぜ自己流やYouTubeでは上手くなれないのか?」
ただ実は、こうした動きや練習を積んでも、なかなか上達しない人が多いのも事実です。
整地で動きを確認したものの
これをどうコブの中へ落とし込むのか?
これがまた難しいんですよね。
なので、正しい順番で練習を積み重ねていくことがコブを滑れるようになるには絶対に必要なんです!
ということで次回は、
「なぜ自己流やYouTubeの動画だけでは、なかなかうまくいかないのか?」
というテーマでお話していきます。
あなたの練習にも、まだ見落としている“順番のズレ”があるかもしれません。
ぜひ、次回もご覧ください!